「山形新聞」に連載された「本の郷土館」(正)の集大成。小説・エッセイ・詩集・歌集・句集・児童文学のジャンル別に、山形の文学200冊を一挙紹介。山形文学の神髄に迫る待望のシリーズ本。
山形県内の消えゆく分校校舎や校庭を訪ね歩く。詩情豊かな文章と写真で綴るふしぎでファンタジックな旅。
推せん 詩人 土井大助 秀一の業績も今ようやく佐藤治助さんの筆でその全生涯が明らかにされた。(中略)秀一の理論や言動は、時代の制約を負っいてるとはいえ、日本国憲法下の現代では少しの無理もないごくあたりまえの提言、行動に数えられるものである。秀一は作者が受け止めているように思想的に確固たる科学的社会主義者だった。